シニア・テクニカル・マネージャー(カーボンプロジェクト開発)
コンサベーション・インターナショナル(CI)は、自然保護を通じた持続可能な社会の構築を使命として、約100か国で活動している国際環境NGOです。CIは、科学的知見、政策提言、現場での活動、金融アプローチを通じて、気候変動対策、生物多様性保全、人々の暮らしにとって重要な自然環境の保護に取り組んでいます。また、30か国以上に拠点を持ち、政府、企業、市民社会、先住民族・地域コミュニティと連携して活動しています。
募集ポジションについて
CIのアジア太平洋カーボンチームは、高品質なカーボンプロジェクトおよびプログラムの開発を支援する地域ハブとして機能しています。チームは、炭素会計、技術分析、プロジェクト設計、品質管理に関する専門知識を提供し、CIのカーボンポートフォリオが国際的な基準に適合し、各国の政策や優先事項と整合したものとなるよう支援しています。
本ポジションでは、CIのアジア太平洋地域を中心とするカーボンポートフォリオ全体に対し、炭素会計、方法論開発、データ分析および品質保証の分野を技術面からリードしていただきます。
各国のプロジェクトチーム、技術専門家、コンサルタント、政府機関、企業・パートナー団体と連携しながら、技術的に信頼性の高いカーボンプロジェクトやプログラムの開発を推進するとともに、プロジェクトの技術設計、データ分析、関連文書と国際的な炭素認証基準および各国制度との整合を図ります。
あわせて、日本の気候政策やカーボン市場に関連する活動にも関与し、JCM(二国間クレジット制度)、パリ協定第6条(Article 6)に基づく協力枠組み、および関連制度へのCIの取り組みを支援します。なお、本ポジションでは、着任時点でこれらすべての分野について同等レベルの専門性を有していることは求めていません。むしろ、幅広い領域に関心を持ち、新しい知識やスキルを継続的に習得しながら専門性を高めていく意欲と能力を重視します。
【募集職務】 シニア・テクニカル・マネージャー(カーボンプロジェクト開発)
【募集人数】 1名
【業務内容】
- カーボンプロジェクトに関する技術的リーダーシップ
・カーボン会計手法、モデリング手法、国際認証基準への適合に関する技術的リード
・ベースライン設定、炭素吸収量推計、不確実性管理、方法論リスク評価に関する助言
・プロジェクト開発や州・国レベルのプログラムに必要な技術分析の実施 - 品質管理・技術レビュー
・カーボン算定、分析モデル、各種データ、前提条件、プロジェクト文書等の品質管理
・技術成果物の妥当性・正確性を確保し、第三者検証や政府との協議、投資判断に活用できる品質の確保 - データ戦略・技術設計
・データ収集、現地検証、炭素モデリング、分析手法を含むカーボンプロジェクト開発の技術的アプローチ設計
・リモートセンシング、GIS、各種カーボンデータプラットフォームの活用
・技術的ワークプラン策定およびリスク管理 - チームマネジメント
・カーボンチームのスタッフやコンサルタント、技術専門家への技術指導、人材育成、評価・フィードバック - パートナー・政府機関との連携
・カーボンプロジェクトに関わる企業パートナーとの関係構築、維持
・政府機関、プロジェクトパートナー、コンサルタント等との技術協議への参画
・日本政府機関や技術ワーキンググループとの連携
・JCM、Article 6、その他関連制度に関する取り組み支援
・データ共有体制や検証計画の調整、国内外の制度との整合支援 - 組織・事業開発への貢献
・資金調達や事業開発、戦略的パートナーシップへの技術的支援
・カーボンプロジェクト開発に必要なツールやガイドラインの開発
・CIのグローバルネットワーク内での知識共有促進 - その他
・日本企業、投資家、カーボンクレジット購入企業との関係構築支援
・関連する方法論や基準に関する最新知識の維持
【勤務時間】 平日午前9時30分から午後18時まで。ただし、他のタイムゾーンのチームやパートナとの連携のために、早朝または夜間の時間外業務が発生する場合があります。
【勤務場所】 CIジャパン東京事務所。CIの勤務方針に基づき、在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせた働き方が可能です。また、年間日数のうち15-25%程度の国内外への出張が発生する見込みです。出張先には地方都市や沿革地域が含まれる場合があります。
【所属】 アジア太平洋カーボンチーム/ネイチャー・ファイナンス・グループ
【待遇】 交通費支給。有給休暇、諸手当あり
【契約期間】 原則として1年毎の契約更新(正規雇用への登用規定あり)
【応募資格】
- 環境科学、森林学、生態学、地理学、気候科学または関連分野の学位を有する方(同等の実務経験を含む)
- 日本語および英語による高いコミュニケーション能力
- カーボンプロジェクト開発、炭素会計、MRV、森林・植林カーボン、気候ファイナンス等の関連分野で5年以上の実務経験
- ボランタリー市場または規制市場におけるカーボンプロジェクト・プログラム開発に関する知識・経験
- 炭素モデル、算定結果、データセット等の技術レビューを行い、品質上の課題や方法論上のリスクを評価するスキル
- 空間データ、リモートセンシングデータ、現地調査データ、政府統計等を活用した分析経験
- プロジェクトチームまたは技術チームをリードした経験
- 政府機関、企業、NGO、コンサルタント等の多様なステークホルダーとの協議・調整経験
- 専門的な内容をさまざまな関係者にわかりやすく説明できる方
- 日本の気候政策およびカーボン市場への理解を有し、JCMやパリ協定第6条に関する知識を有する方
- 高い倫理観を持ち、自然保全、地域社会への配慮、透明性および信頼性を重視できる方
- 日本国籍または日本での有効な就労許可を有すること(日本国籍を有さない方については、パスポート、在留カード、特別永住者証明書等、当方の指定する書類を選考時にご提示頂きます)
【応募方法】
応募希望者は、CI本部による英文の募集要項も確認した上で、同要項の定める所定の方法に従ってご応募ください。
CI本部の募集要項:
https://phh.tbe.taleo.net/phh04/ats/careers/v2/viewRequisition?rid=2794&org=CONSERVATION&cws=39&cws=39
【応募〆切】
書類到着順に随時選考を開始します。採用者が決まり次第、募集を終了します。